旧車の最大の弱点、はロッカ-パネルです。
ボディに侵入した水は最終的にロッカ-パネルに流れていきますから当然錆びやすい、その上。構造が完全に袋状なので非常に作業しにくい場所です。
傾向としてはダイタイは裏から錆びます。表にサビが浮き上がったときには内部は崩壊していると思います。
お客の依頼は錆びているところを直してくださいとのことです
いきなり切り取り捨てました。なんて乱暴な店なんでしょうか。
フロア-からの壁の部分も重症です。
ココも切断して再構築しますか?とたずねたところ
この辺で勘弁してくださいとのことなので薬漬け作戦でいきます
コノ場合溶接よりはリベット止めのほうがよりよいと思いリベット主体でとめます
溶接大王のような仕事をしている僕が言うのはおかしいのですが
可能であれば確実に塗れないところには溶接熱はかけないほうがいいとおもいます。
ドアシルプレ-ト下、フロア-側立ち上がりをドリルドしておいたので
そこからと、すべてのあなからインナ-ガ-ドを吹き込みます
水抜き穴から流れ出すくらいがベストです。
少なくとも10年は持たせたいと思います
重要なのは水の流れる構造にすることと、いかにして塗料を入れるかだと思います